パティの宇宙日記 ジル・ペイトン・ウォルシュ 岡本 2024/03/06 23:52 Share on Facebook Copy URL 檢舉 パティの宇宙日記 ジル・ペイトン・ウォルシュ 岡本浜江訳 宇宙船の旅はとてもたいくつだった。それにおそろしくながかった。とうとう全員が誕生日を四回もむかえて、この旅が永遠につづくように思えてきたころ、ガイドが、目的地まであと数か月ですといった。けれど、あと数か月ときくと、みんなは喜ぶかわりに不安になりはじめた。ジル・ペイトン・ウォルシュ(Jill Paton Walsh、1937年4月29日 - 2020年10月19日)は、イギリスの小説家。略歴1937年、ロンドン北部のフィンチリーに生まれる[2][3]。オックスフォード大学セント・アンズ・カレッジ(St Anne's College)を卒業後、1959年より教員生活に入る。1961年、アンソニー・ペイトン・ウォルシュ(Anthony Paton Walsh)と結婚。翌年教員を辞めて、作家としての活動を始める。歴史小説や児童文学を得意とする。1993年から『ウィンダム図書館の奇妙な事件』に始まる〈イモージェン・クワイ〉シリーズ(全4作)を発表、2作目の『ケンブリッジ大学の途切れた原稿の謎』は英国推理作家協会(CWA)のゴールドダガー賞の候補になった。