パティの宇宙日記 ジル・ペイトン・ウォルシュ 岡本

パティの宇宙日記 ジル・ペイトン・ウォルシュ 岡本浜江訳 

宇宙船の旅はとてもたいくつだった。それにおそろしくながかった。とうとう全員が誕生日を四回もむかえて、この旅が永遠につづくように思えてきたころ、ガイドが、目的地まであと数か月ですといった。けれど、あと数か月ときくと、みんなは喜ぶかわりに不安になりはじめた。

ジル・ペイトン・ウォルシュ(Jill Paton Walsh、1937年4月29日 - 2020年10月19日)は、イギリスの小説家。
略歴
1937年、ロンドン北部のフィンチリーに生まれる[2][3]。オックスフォード大学セント・アンズ・カレッジ(St Anne's College)を卒業後、1959年より教員生活に入る。1961年、アンソニー・ペイトン・ウォルシュ(Anthony Paton Walsh)と結婚。翌年教員を辞めて、作家としての活動を始める。歴史小説や児童文学を得意とする。
1993年から『ウィンダム図書館の奇妙な事件』に始まる〈イモージェン・クワイ〉シリーズ(全4作)を発表、2作目の『ケンブリッジ大学の途切れた原稿の謎』は英国推理作家協会(CWA)のゴールドダガー賞の候補になった。

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