お釈迦さまは今から約2600年前、インドのカピラ城に住む釈迦族の王子として生まれました。生誕地は、お母さんマーヤ夫人の実家に近いネパ-ルの都市ルンビニ-。王子はお城で何不自由のない生活をしていましたが、やがて老・病・死の苦しみを解決しなければ生きている意味がない。そう思い詰めるようになり、29歳で出家し、旅に出ます。
6年間修業をして①ナーランダの地で仏のさとりを開かれます。(お釈迦さま35才)
そして、②ラージギルにある霊鷲山や竹林精舎にて弟子たちに説法をします。そこでは強大なマガダ国の国王にも帰依を得ることができ、仏教が広まっていく力を与えられました。
インドの北東部③ブッダガヤにはガンジス川が流れ、その支流ナイランジャナー川があります。お釈迦さまはこの地にて悟りを開き身を浄めました。
成道後のお釈迦さまは、かつて共に修行した5人の修行者に出会い、自分の覚った真理を初めて語りました。この地は④初転法輪のサルナ-トと呼ばれ、四大仏教聖地になっています。
お釈迦様がお亡くなりになって、涅槃に達した⑤クシナガラ。⑥サヘート・マヘートは隣接した遺跡群で、釈迦説法の聖地として知られています。
昇天の地は、サンカシャ。伝説によると、お釈迦さまは「三道宝階」と呼ばれる階段を天から降り立ったと伝えられています。
今年の2月、西山先生はお釈迦様ゆかりの仏跡を巡るツア-を予定されています。帰国直後の3月に仏教の聖地を巡る旅のお話をお伺いいたします。
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西山 厚さま プロフィール
1953年徳島県生まれ、奈良県在住。
奈良国立博物館の学芸部長として「女性と仏教」など数々の特別展を企画。
現在は東アジア仏教文化研究所代表、奈良国立博物館名誉館員/帝塚山大学客員教授を務める。
奈良と仏教をメインテーマに、人物に焦点をあてながら、様々なメディアで生きた言葉で語り書く活動を続けている。
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